玉ねぎの栽培:土作り(タマネギの植え付け前の土づくり)- 極早生玉ねぎの育て方

家庭菜園での玉ねぎの育て方。今回は、玉ねぎ栽培の初回なので、土作りをします。今季は、植え付け時期が10月中旬頃の「極早生玉ねぎ」を栽培します。

玉ねぎ(極早生たまねぎ)の土作り(タマネギの植え付け前の土作り)

タマネギ苗の植え付けが10月中旬頃なので、その2~3週間前、9月下旬頃に土作りをしておくと、玉ねぎ栽培に適した土になります。(2~3週間の間に、土と肥料が馴染むので、植え付け後の成長も安定しやすい。)

玉ねぎの栽培スケジュールは、まず植え付けが10月中旬頃で、12月頃に1回目の追肥時期、2月頃に2回目の追肥時期が来ます。玉ねぎの収穫時期は3月中旬から4月頃です。(これは極早生玉ねぎの場合。11月植え付けの早生玉ねぎや、中生玉ねぎの場合は、追肥回数が1回多くなって、収穫時期は5月~6月頃になります。)

大根や人参など、土の中で育つ野菜は種から育てることが多いですが、玉ねぎは苗から栽培した方が育てやすいです。特に、玉ねぎ栽培初心者の方は、市販の苗を買った方が失敗が少なくて済みます。

もし、玉ねぎの苗を自分で作る場合は、種まき時期は9月中旬~下旬頃になります。(早生玉ねぎの種まきは、9月15日~20日ごろ。中生&晩生タマネギの種まき時期は、9月25日頃が目安です。)

これから行う「土作り」は、玉ねぎの植え付け前の準備です。栽培区画に堆肥や肥料を入れて耕し、畝を作ります。玉ねぎの栽培区画の大きさは、約60cm×60cmです。

玉ねぎ(極早生玉ねぎ)の栽培区画

玉ねぎ栽培の肥料(タマネギの植え付け前の土作り)

玉ねぎの土作りに使う堆肥&肥料は、堆肥が発酵牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は鶏糞が50cc、油粕が50ccです。

玉ねぎ(極早生玉ねぎ)の土作りに使う肥料

タマネギの栽培方法は有機栽培です。なので、土作りも、有機堆肥と有機肥料を使って行います。用意した牛糞堆肥、鶏糞、油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。

タマネギの肥料を土に混ぜ込む

玉ねぎの畝の作り方(土作り後はタマネギの畝を立てる)

肥料を入れて土作りした後は、玉ねぎの畝を立てます。畝立てには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。

土作り後は、玉ねぎの畝を立てる
畝の縁
畝の縁は、移植ゴテを使って固める

畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)

畝の上は平らにならす

凹凸があると、玉ねぎの植え付けにバラつきが出るということもあるので、なるべく平らにしておきます。

玉ねぎ(極早生玉ねぎ)の畝の形が整いました

あとは、表面に黒のマルチシート(穴あきマルチ)をかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。

玉ねぎの畝にマルチを張る

玉ねぎは、雑草を嫌がる野菜なので、マルチ栽培することが多いです。(雑草が多くなると、玉ねぎが雑草に負けて、成長できなくなる。)タマネギのマルチ栽培では、苗を植え付ける時のことを考えて、穴あきマルチを張っておくと良いです。(穴あけの手間が減る。)

これで、玉ねぎの土作り(極早生玉ねぎの肥料施肥と畝立て)は完了です。

玉ねぎ(極早生玉ねぎ)の土作り完了です

動画版はこちら

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