いんげんの栽培:収穫(4月に種まきしたインゲン豆・三度豆が収穫時期です)- 地植えで育てるサヤインゲン
無農薬栽培での、インゲン(さやいんげん・いんげん豆)の育て方。前回は、いんげん(三度豆)の間引きをしました。それから約40日が経過。4月中旬頃に種まきしたインゲンは、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。

収穫前に、いんげん(三度豆・サヤインゲン)の栽培方法についておさらいします。(3月上旬に行った「いんげんの土作り」から、4月下旬に行った「いんげんの間引き」まで。)

いんげんの栽培方法:おさらい(インゲン豆・さやいんげんの育て方)
いんげんの土作りと、種まき(インゲンは元肥無しで、種まき時期は4月中旬でした)
いんげん(さやいんげん・三度豆)は、3月上旬頃に種まき前の土作りを行いました。いんげんや、枝豆など、マメ科野菜の栽培では、元肥は不要です。インゲン豆の土作りでは、土の耕うん(土を耕すこと)と、畝立てだけを行っておきます。



肥料を多く入れれば、いんげんの収穫時期にたくさん豆が採れる気がしますが、その逆です。与える肥料が多すぎると、いんげんの枝葉だけが茂ってしまい、実がつきにくい「つるぼけ状態」になります。
いんげんの種まき時期は、4月中旬頃でした。インゲン豆(さやいんげん・三度豆)は、4月上旬頃でも種まきできますが、寒さに弱いので、早まきする場合はビニールトンネルで保温する必要があります。
畑にインゲンの種を直接播種する「直播き」の場合は、4月中旬以降、5~6月頃までが種まき適期です。いんげんには、「つるあり」と「つるなし」の2種類がありますが、どちらも種まき適期は4~6月頃です。


つるありインゲンでも、つるなしインゲンでも、栽培時期や収穫時期はほぼ同じですが、つるありは草丈がかなり伸びます。ツルを這わせて垂直栽培できるよう、支柱とネットを設置しておきましょう。
いんげんの間引き(さやいんげん・三度豆は生育良好な株を残して、大きく育てる)
いんげん(インゲン豆・三度豆)の間引きは、4月下旬に行いました。間引きでは、1穴あたり1~2株を残すようにします。残すのは、生育旺盛なサヤインゲンです。(茎や葉を観察して、元気なインゲンを残す。)

いんげん(さやいんげん)の間引きの目安は、本葉が出始めた頃です。間引きする時は、ハサミを使います。いんげんの根元をカットして間引きましょう。
間引きをしたら、ついでに土寄せも行っておくとよいです。土寄せは、根元に土を盛ることです。いんげんの株元に土寄せをしておくと、根元が補強されて倒伏防止になります。

いんげんの収穫(種から育てたインゲン豆が収穫時期です)- つるあり&つるなしインゲンの収穫
いんげん(さやいんげん・三度豆)は、開花から約2週間で収穫時期になります。いんげんの収穫の目安は、サヤの見た目が基準になります。
中の豆が膨らんできて、サヤの表面がデコボコし始めたら、いんげんの収穫タイミングです。サヤの上をハサミで切って収穫しましょう。長さの収穫目安は、10~15cmです。

いんげんは、実が若いうちに収穫する「若採り」がおすすめです。豆が大きくなるまで待っていると、食感が固くなりますし、株自体の消耗も早くなります。(実をつけた状態で放置すると、成り疲れでインゲンの株が弱る。)

今季のインゲン(さやいんげん・三度豆)は、土作り&種まき時期から始まり、間引きを経て、収穫時期をむかえることができました。残りのインゲン豆は、様子を見ながら、採り時になったものから収穫したいと思います。


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