芽キャベツの有機栽培:葉かき(芽キャベツの葉かきの仕方)- 芽キャベツの露地栽培
無農薬栽培での芽キャベツの育て方。前回は、芽キャベツの追肥を行いました。それから約20日が経過。今回は、葉かき(摘葉、下葉かき)をして、芽キャベツの成長を促します。

芽キャベツの葉かきのタイミングは、葉の付け根に脇芽(芽キャベツの実、芽球)が出来始めた頃です。芽キャベツの脇芽は、栽培が進んでいくとどんどん大きくなっていくので、既存の葉があると肥大が妨げられてしまいます。
芽キャベツの場合は、全ての葉を残していると、脇芽(芽球)が成長できず、最終的な収穫量が減ってしまいます。なので、葉かき(摘葉、下葉かき)という栽培管理が必要になります。芽キャベツ栽培では重要な工程です。(充実した脇芽を収穫するため。)

芽キャベツの葉かき方法(芽キャベツの下葉かき・摘葉の仕方)
芽キャベツの葉かき(摘葉・下葉かき)のやり方ですが、まず、株元から10cmまでの本葉と脇芽(芽球)は全て摘みます。
根元近くの脇芽(芽球)を摘むのは、株の上部に栄養を行き渡らせるためです。株元の芽球は、球状にならないことが多いですし、つけたままにしておくと、そこに栄養が流れてしまうので、摘んでおきます。(生長点がある上部に栄養を回すことで、芽キャベツの成長が促進され、充実した芽球がつくようになる。)


ここから上の葉は、芽キャベツの株と、脇芽(芽球)の成長具合を見ながら摘んでいきます。葉かきをしすぎると、光合成が進まず、芽キャベツの株の生育が阻害されてしまうので、気を付けましょう。

芽キャベツの葉かき(摘葉、下葉かき)は、多くても週に2~3枚まで。上部の葉は、必ず10枚以上残すようにします。

葉かきをすると、下葉が無くなって、芽球に日が当たるようになり、これから肥大が進みます。芽キャベツの株元の風通しも良くなり、病害虫の予防にもなります。
最後に、芽キャベツの株が倒伏しないように、株元に土寄せをしておきます。(葉かきをすると、上部に葉が集中して重くなるため。)

芽キャベツの株をしっかり支えたいなら、支柱を横に立てておくと安心です。草丈が伸びてきたら、麻紐などで誘引して、芽キャベツの株が倒れないようにしましょう。これで、芽キャベツの栽培管理(葉かき、摘葉、下葉かき)は完了です。

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