芽キャベツの露地栽培:土作り(元肥の施肥)- 芽キャベツ栽培に必要な肥料
土耕栽培での芽キャベツの育て方。芽キャベツの一般的な栽培スケジュールは、9月中旬頃が植える時期(定植時期)で、トンネル栽培の防虫ネットを設置。その後、追肥や摘葉(葉かき)などの世話をして、収穫という流れになります。
芽キャベツの露地栽培では、購入した苗を植え付けて育てていくのが基本ですが、種から苗を育成して、それを畑に植え付ける栽培方法もあります。(初心者の方には、芽キャベツの苗を買って植え付ける方法がおすすめです。)

今回は栽培の初回なので、芽キャベツの土作りを行います。(土作り=肥料を入れる「施肥」と、畝を作る「畝立て」のことです。)芽キャベツ栽培の区画は、約60cm×60cmの大きさです。

芽キャベツの栽培に使う肥料(施肥)
芽キャベツの土作りに使う堆肥&肥料は、堆肥が発酵牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は鶏糞が50cc、油粕が100ccです。(有機栽培の芽キャベツには、有機質肥料の鶏糞と油かすがおすすめです。)

芽キャベツは有機栽培で育てるので、堆肥と肥料も、有機堆肥、有機肥料を使います。用意した牛糞堆肥、鶏糞、油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。

芽キャベツの畝の作り方(土作り後は芽キャベツの畝を立てる):芽キャベツのマルチ栽培
肥料を入れて土作りした後は、芽キャベツの畝を立てます。畝立てには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。



畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)

凹凸があると、苗の植え付けや種まきがしにくいということもあるので、なるべく平らにしておきます。

あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。

これで、芽キャベツの植え付け前の土作り(芽キャベツの肥料施肥と畝立て)は完了です。

最後に、防虫ネットを設置します。芽キャベツの害虫予防・虫除け対策です。防虫ネットは、芽キャベツの植え付け後(定植後)に設置すればいいのですが、あらかじめ設置しておくと後が楽です。(支柱を使ってトンネルを作り、その上に虫除けネットをかぶせる。)


防虫ネットを使ったトンネル栽培は、芽キャベツだけでなく、白菜や大根、レタスなど、秋冬栽培の野菜でよく行います。トンネル栽培にしておくと、害虫除け・防寒対策になるので、覚えておくと便利ですよ。トンネルの作り方は、こちらの記事で紹介しています。
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