スナップエンドウの栽培:越冬栽培なら、種まき時期は11月(つるなしスナックエンドウ)

スナップエンドウ(スナックエンドウ)の種まき

マルチング栽培でのスナップエンドウの育て方。前回は、スナックエンドウ(つるなし種)の土づくりをしました。その土作りから約35日が経過。今回はスナップエンドウの種まきをします。(栽培区画の大きさは、約60cm×60cm。)

スナップエンドウの栽培区画

スナップエンドウ(つるなしスナックエンドウ)の種まき時期は非常に重要です。秋冬栽培で育てるスナップエンドウは、収穫時期が翌年の春なので、越冬させる必要があります。越冬には、適した草丈というのがあって、それがスナックエンドウの場合、約15cm。

スナックエンドウの種

15cmのスナップエンドウで冬越しさせるには、冬越し時期から逆算して、種まき時期を決めます。その種まき時期がこの時期、11月上旬なんです。(種まき時期はこれがベスト。早まきでもダメですし、遅まきでもダメ。寒さや霜で傷む可能性があります。)

スナップエンドウの種の蒔き方(つるなしスナックエンドウの種まき方法)

スナップエンドウ(つるなしスナックエンドウ)の種の蒔き方ですが、まず、種まきする場所に穴をあけます。(穴は、区画内に4つ。穴あけには、マルチカッターを使う。)

スナップエンドウの種まき位置
種まき穴はマルチカッターであける
マルチカッターの使い方
スナップエンドウの種まき準備完了

スナップエンドウの種は、穴1つに4粒まきます。この種まき方法を「点まき」といいます。(点まき=穴をあけた場所に3~5粒の種をまとめてまくこと。スナックエンドウだけでなく、大根栽培やコーン栽培でも行う種まき方法です。)

スナップエンドウの種の蒔き方

種を埋め込む深さは約1cmです。土の上のスナップエンドウの種を指で押し、約1cmの深さに埋め込みましょう。手の爪の長さがだいたい1cmくらいなので、それを目安にすればいいと思います。(手の大きさは人によって違うので、これはあくまで目安です。)

種まきの深さは約1cm
スナップエンドウの種を土に押し込む
種の埋め込み完了しました

土にスナップエンドウの種を押し込んだら、上から土をかけて、手で押さえます。(種まきした後、手で押さえることを「鎮圧(読み方は、ちんあつ)」といいます。)

スナップエンドウ(スナックエンドウ)の種を鎮圧する

埋め込んだスナックエンドウの種には、不織布をかぶせます。(不織布は風で飛ばされないよう、Uピンを刺して固定します。)不織布をかぶせておくと、種の乾燥を防げますし、水やりの水や雨水が直接土に当たらないので、種を保護できます。

不織布をかけて、スナップエンドウの種を保護する

スナップエンドウの種まきや、枝豆の種まきなど、マメ科野菜の種まきでは、不織布をよく使います。なぜかというと、種まきした種を鳥から守るためです。鳥は、私たちが種まきする様子をどこからか見ていて、誰もいない時に種を掘り返して、食べてしまいます。気を付けましょう。

この不織布は、スナックエンドウの防寒対策にも使います。発芽した後もしばらくかけておくので、サイズには少し「ゆとり」を持たせておくとよいです。(スナップエンドウの芽が出て、成長してくると、不織布が下から押し上げられるため。)

不織布をかけた後は、土が湿る程度に水やりをします。(水を与えすぎると、種が腐ってしまうので注意します。)これで、スナップエンドウ(つるなしスナックエンドウ)の種まきは完了です。

スナップエンドウの種に水やりをする
水はやり過ぎないこと
スナップエンドウ(つるなしスナックエンドウ)の種まき完了です

動画版はこちら

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