のらぼう菜の栽培(肥料の追肥)

畑作栽培での、のらぼう菜の育て方。前回は、のらぼう菜(なばな、菜花)の植え付けをしました。それから約1ヶ月が経過。今回は、成長してきたのらぼう菜に肥料を追肥します。

のらぼう菜に肥料を追肥

のらぼう菜に追肥する時期は、植え付け時期から約1ヶ月経過した頃が目安です。秋冬に栽培するアブラナ科の野菜は、のらぼう菜の他に、キャベツや白菜、ブロッコリーなどがありますが、どの野菜でも、追肥のタイミングはだいたい同じです。苗から育てるアブラナ科野菜であれば、植え付けから約3週間~1ヶ月後が追肥時期になります。

追肥時期になったのらぼう菜(植え付けから約1ヶ月経過)

のらぼう菜の追肥のやり方(ナバナに有機肥料を追肥)

のらぼう菜の追肥の仕方ですが、株元から約20cm離れたところに2ヶ所入れます。

のらぼう菜の追肥位置(菜花の追肥場所は2ヶ所)

のらぼう菜は、植え付け時期から約1ヶ月ほど経つと、株元から20cmぐらい離れたところまで根が伸びています。なので、20cm先に追肥をするというわけです。(肥料というのは、のらぼう菜の根が伸びていく先に施すと、効果が大きい。)

追肥の箇所はマルチシートの下になるので、肥料を入れやすいよう、マルチをあらかじめ切っておきます。

のらぼう菜に追肥しやすいよう、マルチを切っておく

追肥する量は、1ヶ所あたり鶏糞20ccです。鶏糞は、のらぼう菜(なばな・菜花)栽培に必要な栄養をバランスよく含んでいます。追肥の肥料としておすすめです。

のらぼう菜の追肥に使う鶏糞(おすすめ肥料)

追肥の仕方は、切れ目に移植ゴテを約10cm挿し込んで隙間を広げ、そこに鶏糞を入れます。(1ヶ所あたり20ccの鶏糞を追肥するので、2ヶ所分で計40ccの鶏糞が必要です。)

のらぼう菜の追肥のやり方
肥料を追肥箇所に入れる

肥料は、適切な量を守って入れるようにしましょう。(今回の追肥の場合は、20cc×2ヶ所=40cc)追肥量が多いと、害虫の被害を受けやすくなったり、生育不良を起こしたりします。のらぼう菜の味が苦くなったり、「えぐみ」が出ることもあるので、注意しましょう。

のらぼう菜の追肥場所に鶏糞が入りました

あとは、肥料に水をかけて土をかぶせ、防虫ネットを戻します。これで、のらぼう菜(なばな、菜花)の追肥作業は完了です。

追肥した鶏糞に水をかける
鶏糞に土をかぶせる
防虫ネットを戻す

追肥した肥料に水をかけるのは、土の中の微生物のためです。(肥料は濡れていた方が分解しやすい。)あと、追肥の肥料は、必ず土の中に埋めるようにしましょう。肥料が地表に出ていたり、マルチの上に残っていたりすると、肥料の匂いに誘われて、害虫が寄ってきます。

のらぼう菜(なばな、菜花)の追肥完了です

のらぼう菜の追肥は、1ヶ月に1回くらいのペースで続けていくので、1ヶ月経ったらまた追肥をして下さい。1ヶ月に1回という頻度は、あくまで目安です。のらぼう菜の株の状態を見て、生育不良気味とか、害虫が多いなどの状態が見られたら、追肥は控えるようにして下さい。(肥料過多は野菜の生育に良くない。)

のらぼう菜の追肥は月イチが目安

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