玉レタス(結球するレタス)の栽培:収穫時期になりました

畑作栽培での玉レタス(結球レタス)の育て方。9月上旬に苗を植え付けたレタスが、収穫時期になりました。品種は、極早生レタスのシスコです。(苗から育てる場合だと、植え付けから収穫まで45日前後になるレタスです。病気にも強い品種なので、家庭菜園向きです。)

玉レタスの収穫

レタスの仲間(玉レタスだけでなく、サニーレタス、ロメインレタスなど)は、冷涼な気候を好むため、今年の厳しい残暑に耐えられるか不安でしたが、無事に収穫時期をむかえることができました。(特に、玉レタスは、暑さにあたると結球しない可能性があるので、そこが一番の心配事でした。)

収穫時期になった結球レタス

9月上旬~中旬に植え付けする玉レタス(秋植えの結球レタス)は、植え付け時期の残暑さえ乗り越えれば、あとは比較的順調に生育してくれます。なので、家庭菜園初心者の方でも栽培しやすいと思います。

レタス類は、虫が付きにくい野菜ですが、植え付け場所の環境によっては、イモムシやアブラムシがつくので、防虫ネットはかけておいた方がいいです。(トンネル栽培にして、防虫ネットを設置。ネットは、苗の植え付けと同時に設置するのがベスト。)

玉レタスの栽培まとめ:土づくり&苗の植え付け(極早生レタスの育て方)

玉レタス(結球レタス)は、秋植えだと、栽培時期が9月上旬から11月上旬になります。植え付け時期から収穫時期までが約2ヶ月と短いので、土づくりも早めにする必要があります。秋栽培の玉レタスだと、だいたい8月上旬くらいが土づくりの時期になります。

玉レタスの土づくり
畝を立てて、マルチを張る

玉レタスの植え付け時期ですが、今年は9月上旬でした。この時期には、玉レタスだけでなく、キャベツや茎ブロッコリーも一緒に植え付けをします。特に、玉レタスとキャベツは植え付け時期が大事で、共通しているのは、「秋植えで年内収穫なら、植え付けは9月中旬までに行う」という部分です。

結球レタスの苗の植え付け
玉レタスの害虫対策

なぜ、このような植え付け期限を設けているかというと、結球レタスは植え付けが遅れると、「玉にならない」ことがあるからです。レタスが玉になる(結球する)には、玉になる前の段階、つまり、株がまだ若いうちに「外葉」を大きく育てておく必要があります。

そうするためには、まだ暑さが残る9月中旬までに植え付けて、生育が旺盛なうちに外葉を大きくします。9月は、まだ残暑が厳しいので、「暑さでレタスが生育不良になる」というリスクはありますが、植え付け時期は守った方がいいと思います。

玉レタスの植え付けが10月に近づくと、気温が下がってきて、「外葉が大きくならない」=「結球しない」という可能性が高くなるので、注意しましょう。

玉レタスの栽培まとめ:追肥時期(極早生レタスの育て方)

玉レタスの植え付けから約1週間くらいの間は、厳しい残暑が続いて、生育が心配でした。朝、玉レタスの株元にたっぷり水やりしても、日中しなびてることがあったりして、ヤバかったです。暑さが少し落ち着いて、株が根付いてからは、生育状態も回復してきました。

9月下旬頃の結球レタス

9月下旬は、玉レタスの追肥時期でした。植え付け時期から約3週間後です。玉レタスに限らず、苗から育てる野菜というのは、一般的に、「植え付けから約3~4週間後」が追肥のタイミングになります。

玉レタスの追肥
追肥の肥料は鶏糞です

玉レタスの追肥回数に関しては、よほどのことがない限り、基本的に1回で十分だと思います。少しでも大きいレタスを収穫したいと思って、多めに肥料を追肥したくなりますが、それはNG。肥料が多いと、玉レタスが裂球(玉が割れること)したり、病害虫のリスクが高くなってしまいます。

玉レタスの栽培まとめ:追肥時期以降、収穫時期の前まで(極早生レタスの育て方)

追肥の時期から約2週間後。10月上旬頃に撮影した玉レタスです。植え付けからは、約1ヶ月が経過しています。

10月上旬頃の結球レタス
玉レタスの結球が始まりました

玉レタスの外葉が大きくなってきてます。結球も始まってます。追肥以降は、人為的な水やりはほとんどしていません。レタス自身が勝手に育ってくれているという感じなので、栽培管理の手間も少なくて済んでいます。(油断すると、害虫にレタスの葉を食われるので、「葉っぱの虫食いチェック」はマメに行っています。)

玉レタスの栽培まとめ:収穫時期になりました(極早生レタスの育て方)

そして、10月下旬。玉レタス(結球レタス)が収穫時期になりました。レタスを収穫する際の目安は、玉の詰まり具合。上から押してみて、かたく締まっていれば、収穫のタイミングです。

収穫時期の結球レタス

玉レタスの収穫方法は、株ごとです。根元を切断して、丸ごと収穫しましょう。引き抜けそうなら、根っこから引き抜いて収穫してもよいです。

玉レタスは株ごと収穫する
結球レタス収穫できました

玉レタスの収穫時期のタイミングは、基本的には、玉が締まっているかどうかで判断するのですが、少し若めで収穫するのも良いかと思います。(若いレタスの方が、葉が柔らかく、食感も良い。)

収穫した玉レタス(結球レタス)は、直径約17cmでした。

収穫した玉レタスの大きさは直径約17cm

レタスは、一般的にサラダ野菜のイメージが強いですが、炒め物に入れて食べるのも美味しいですよね。私は、ウインナーと一緒に炒めて、卵とじにするのが好きです。あと、チャーハンに入れるのも良いですね。

極早生レタスのシスコ

玉レタス(結球レタス)は、もう1株栽培していて、そちらも収穫時期が近づいているので、様子を見てまた収穫したいと思います。(収穫適期になったレタスは、早めに収穫を。長く畑に置いたままだと、裂球する可能性があります。)

未収穫の結球レタスはあと1玉

動画版はこちら

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