枝豆(湯あがり娘)の栽培:種まき

露地栽培(畑に地植え)での枝豆の育て方。前回は、土作りをして、畝を立てました。そこから約2週間が経過。今回は、枝豆の種まきです。

枝豆の種まき(品種:湯あがり娘)

枝豆の種まきの時期は、暖地・中間地だと、4月下旬から5月初旬あたりが一般的です。4月下旬頃の時期に種まきした枝豆は、栽培期間が約80日なので、7月中旬頃が収穫時期になります。

種まきに使う枝豆の品種は、「湯あがり娘」です。家庭菜園向きの育てやすい品種だと思います。おすすめの枝豆品種です。私は過去2年、この湯上がり娘の枝豆を栽培していますが、失敗も無く、ちゃんと収穫できています。

枝豆(湯上がり娘)の種

湯あがり娘なら、手間も少なく、比較的簡単に育てることができるので、枝豆栽培の初心者の方にもオススメです。

枝豆の栽培準備をした時の記事はこちら。3月下旬に種まきの準備(土作りと畝立て)を行いました。

次は、枝豆(湯あがり娘)の種の植え方です。枝豆は、約60cm×60cmの区画に穴を6つあけます。株間(穴の間隔)は約20cm。マルチにマルチカッターを押し当て、「あたり」をつけた後、表面のビニールだけ切ります。

枝豆(湯あがり娘)の栽培区画
マルチに種まき用の穴をあける
マルチカッターでマルチを切る
枝豆の種まき準備完了

枝豆の種は、マルチの穴1つにつき4粒まきます。深さは2cmくらい。指を土に差し込んだ時、第一関節くらいまで入ったら、そこが約2cmの深さになるので、それを目安にすればいいと思います。

枝豆の種まきをする
種を、土に約2cm押し込む

枝豆の種をまいたら、種に土をかぶせ、手で上から押さえます。「土をかぶせて手で押さえる」のを鎮圧といいますが、この「鎮圧」が種のまき方では重要なポイントになります。

種まきした場所を鎮圧する

土を押さえることで、種と土が密着します。すると、土の中の水分が種にしっかり行き渡るようになるので、発芽率がアップします。土が固められることによって、土中の水分の蒸発が抑えられるので、種の乾燥も防げます。

種の鎮圧後には、不織布をかけます。(かけた不織布はUピンで固定。)不織布は、発芽前の種を守るためにかけます。かけることで種の乾燥を防げますし、水やりの水や雨水が直接土に当たらないので、種を保護できます。

あと、種は、鳥からも守る必要があります。カラスやハトなど、鳥類はマメ科の種が大好物なので、無防備にしていると、掘り返されて食べられてしまいます。枝豆の種や、スナップエンドウの種など、マメ科の種まきをした時は、鳥にも気をつけましょう。

種まきした区画に不織布をかける

不織布をかけたら、土が湿る程度に水やりをします。これで枝豆(湯あがり娘)の種まきは完了です。水は、やり過ぎないようにしましょう。水分を与えすぎると、種が腐ってしまって、「種まき失敗」となってしまうので、ご注意を。

種まき後は水やりをする

動画版はこちら

枝豆(湯あがり娘)の栽培:種まき – YouTube