大根の栽培(種まき)&害虫対策
マルチング栽培での大根(品種:あじまるみ)の育て方。前回は、大根の区画に肥料をまき、土づくり(土壌消毒も含む)をして、畝を立てました。それから約15日が経過。今回は、大根の種まきです。
![大根(あじまるみ大根)の種まき](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-a.jpg)
大根の種まき時期は、中間地&暖地だと、4月頃の「春まき」と、9月頃の「秋まき」が主流です。が、私は秋まきの大根しか栽培したことがありません。なので、育てるなら、秋まきの大根をオススメします。(家庭菜園だと、栽培スペースが限られてますし、春夏は大根よりも、ナスとかトマトの方が育てやすいですからね。)
![大根(短根系大根)の種](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-b.jpg)
今年栽培する「あじまるみ大根」は、短形(短根系)と言われる大根の品種で、一般的な青首大根ほどは長くなりません。その代わり、横に肥大する(直径が太くなる)という特徴があります。料理なら、煮物や漬物がいいらしいですが、大根おろしとかでも全然イケると思います。
![あじまるみ大根のイラスト](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-c.jpg)
大根の種の蒔き方(種まき方法)
大根(あじまるみ大根)の種の蒔き方ですが、まず、約60cm×50cmの区画に穴を4つあけます。株間(穴同士の間隔)は、30cmくらいあるとよいです。
![大根の種まきをする区画](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-d.jpg)
![大根の株間は約30cm](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-e.jpg)
![マルチカッターを使ってマルチを切る](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-f.jpg)
![大根の種まき準備完了](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-g.jpg)
種は、マルチの穴1つにつき4粒まきます。深さは1cmくらい。大根のように種が小さいものは、爪楊枝などを使って、1cmの深さまで押し込むようにします。
![種まきには爪楊枝を使う](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-h.jpg)
![穴に大根の種をまき、土に埋め込む](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-i.jpg)
大根の種をまいたら、種に土をかぶせ、手で上から押さえます。「土をかぶせて手で押さえる」のを鎮圧といいますが、この「鎮圧」が種のまき方では重要なポイントになります。
![大根の種に土をかぶせる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-j.jpg)
![種の鎮圧完了](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-k.jpg)
土を押さえることで、種と土が密着します。すると、土の中の水分が種にしっかり行き渡るようになるので、発芽率がアップします。土が固められることによって、土中の水分の蒸発が抑えられるので、種の乾燥も防げます。
鎮圧後は、土が湿る程度に水やりをします。水は、やり過ぎに注意しましょう。水を与えすぎると、大根の種が腐ってしまいます。
![ジョウロ](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-l.jpg)
![大根の種に水やりをする](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-m.jpg)
大根(あじまるみ大根)の害虫対策:トンネル&防虫ネットで虫除け
最後は、大根(あじまるみ大根)の害虫予防・虫除け対策です。大根は「アブラナ科野菜」なのですが、このアブラナ科野菜というのは、虫がつきやすいという特徴があります。なので、畝に防虫ネットを張って、虫除けにします。(支柱を使ってトンネルを作り、その上にネットをかぶせる。)
![トンネル用の支柱(ダンポール)](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-n.jpg)
![防虫ネット](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-o.jpg)
トンネル用の支柱(ダンポール)は、畝の内側に向かうよう斜めに刺し込みます。刺し込む深さは20~30cmくらい。土が硬いと、少し力が必要かもしれません。支柱を立てる数は2本です。
![支柱を大根の区画に刺す](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-p.jpg)
![支柱は2本立てる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-q.jpg)
支柱を立てたら、その上に防虫ネットをかぶせ、トンネル状にします。ネットには、中心線が分かるように、色付きのラインが入ってると思うので、それを畝の真ん中に持ってくるようにします。
![支柱の上に防虫ネットをかぶせる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-r.jpg)
防虫ネットは、3ヶ所に結び目を作り、その結び目にUピンを引っかけ、ピンを地面に刺して固定します。ピンを直でネットに刺してしまうと、穴が空くので注意して下さい。
![防虫ネットの3ヶ所に結び目を作る](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-s.jpg)
![結び目にUピンをかけ、地面に刺す](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-t.jpg)
![畝の中央側のネットも、Uピンで固定する](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-u.jpg)
支柱側のネットの固定は、トンネルパッカーを使います。この留め具を、ネットの上から支柱にはめ込み、固定します。トンネルパッカーは、「ツメ」が付いてる方を下にして使います。(ツメを地面に少しくい込ませる。)
![支柱側のネットの処理](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-v.jpg)
![トンネルパッカー](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-w.jpg)
![トンネルパッカーを支柱にはめ込む](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-x.jpg)
![防虫ネットの裾をトンネルパッカーで固定](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-y.jpg)
防虫ネットが余っている部分は、軽く縛ってまとめておきます。
![防虫ネットの余りは、縛ってまとめる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-z.jpg)
防虫ネットの上の部分は、ネットがズレないよう、洗濯バサミでとめます。これで、大根(あじまるみ大根)の種まき&害虫対策は完了です。
![防虫ネットの上は、洗濯バサミで固定](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/seed-japanese-daikon-2022-za.jpg)
トンネル栽培は、キャベツや、玉レタス、茎ブロッコリーなど、秋冬野菜でよく行います。害虫除け・防寒対策になるので、覚えておくと便利ですよ。トンネルの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。
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