大根の栽培(土づくり)&土壌消毒
![大根の育て方(土づくり)&土壌消毒](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-a.jpg)
自家栽培での大根の育て方。今回は、大根栽培のための土づくり&畝立てをします。(区画の大きさは、約60cm×50cm。)
![大根の栽培区画](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-b.jpg)
大根栽培の肥料(区画に元肥を入れる)
大根の元肥(読み方は「もとごえ」です。)は、牛糞と油かすの2種類です。肥料の量は、牛糞が1リットル、油かすが100ccです。(牛糞1リットルは、容量1リットルのひしゃく1杯分。)
![大根栽培に必要な肥料(元肥)](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-c.jpg)
用意した大根の肥料は、バケツの中で混ぜ合わせた後、区画にまいて土と混ぜます。
![大根の区画に肥料をまいて、土と混ぜる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-d.jpg)
大根の育て方で重要なのが、この土づくりです。肥料が塊で残っていたりすると、又根(根が二股に分かれた状態)の大根になるので、よく耕しましょう。できれば、地下30cmくらいまで耕しておくと良いです。大きめの石など、大根の根の障害になりそうなものがあれば、それも取り除いておきます。
大根の畝立て(畝の作り方)
大根の肥料を施肥した後は、畝立てです。移植ゴテとならし板を使って、畝を作ります。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
![大根の畝の作り方](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-e.jpg)
![畝の縁](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-f.jpg)
![縁を固めると、畝が崩れにくい](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-g.jpg)
![畝の上は平らにならす](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-h.jpg)
![大根の畝が整いました](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-i.jpg)
大根栽培の前に、土の消毒(太陽熱消毒)
畝が整った後は、土の消毒です。なぜ、土の消毒をするかというと、春夏野菜の栽培で使った土には、害虫の卵や、病気の元が潜んでいることがあるからです。なので、念のため、土を消毒して、それから秋冬野菜の栽培に入るようにします。
土の消毒の具体的な手順は、まず、畝にジョウロ2杯分の水をまきます。
![太陽熱消毒には多量の水が必要](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-j.jpg)
![畝に水をまいて、土を湿らせる](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-k.jpg)
水をまいた後は、マルチを張りますが、いつもの黒マルチではなく、透明マルチを張ります。(水まきの時、畝が崩れていたら整え直しておきます。)透明マルチは太陽光を通すので、黒マルチよりも土の温度が上がります。
![太陽熱消毒に使う透明マルチ](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-l.jpg)
![大根の区画に透明マルチを張る](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-m.jpg)
そして、畝にまいた大量の水。水は熱を伝える性質があるので、太陽光で高温になった熱が、土中のより深いところまで届くようになります。
つまり、透明マルチ+大量の水で、土の中が蒸し焼き状態になり、病害虫の元が死滅。土を消毒・リセットできるというわけです。この消毒方法(太陽熱消毒)は、消毒剤や殺菌剤などを一切使わず、自然の力で土壌消毒を行うので、安全です。
![畝を密閉すると、消毒効果がアップ](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-n.jpg)
太陽熱消毒による土の消毒期間は、3週間~1ヶ月ほど。なので、大根の種まき日から逆算して、この消毒作業を行うと良いです。
![太陽熱消毒の期間は、約3週間~1ヶ月](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-o.jpg)
今回張った透明マルチは、大根の種をまく1週間前くらいに、黒マルチに張り替えるようにします。
![透明マルチは、消毒後に黒マルチに張り替える](https://www.vege-try.net/wp-content/uploads/2022/08/prepare-field-for-japanese-daikon-2022-p.jpg)
動画版はこちら
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