いちごの育て方(宝交早生いちごの露地栽培):苗の植え方&防虫トンネル

自家栽培でのいちごの育て方。前回は、露地栽培のイチゴの土づくりをしました。それから約2週間が経過。そろそろ、いちごの苗を植え付ける時期になったので、その植え方を解説します。

いちごの育て方(露地いちごの苗の植え方)

いちごの栽培区画は、約70cm×50cmの大きさ。栽培する品種は、宝交早生(ほうこうわせ)というイチゴです。

いちごの栽培区画(宝交早生いちごの栽培スペース)

宝交早生いちごは、病気に強い露地栽培向きの品種で、家庭菜園初心者の方にもおすすめのイチゴです。いちごの栽培というと、難しいイメージがあるかもしれませんが、宝交早生は育てやすい品種です。(宝交早生いちごは、栽培管理の手間があまりかからず、比較的簡単に育てられます。)

露地いちご(宝交早生いちご)の土づくりの様子は、以下のリンク先をどうぞ。肥料は牛糞と鶏糞を使っています。いちご栽培の肥料は、苗を植える時期の2~3週間前にいれておくとよいです。

いちごの苗の植え方(宝交早生いちごの植え付け)

露地栽培のいちごの植え方ですが、まず、植え付け場所に穴を4つあけます。いちごの苗同士の間隔(いちごの株間)は、約30cm必要なので、穴の間隔は30cmあけておくようにします。

いちご(宝交早生いちご)の株間は30cm必要です

植え付け穴の穴あけには、マルチカッター(穴あけ器)を使用します。あけた穴の土は、いちごの苗を植え付けた後に必要となるので、横によけておきます。

いちごの植え付け穴のあけ方
穴の中の土は横によけておく

いちごの植え付け穴をあけたら、あけた穴の深さや大きさを確認します。穴に、いちごの苗をポットのままいれてみましょう。実際に入れてみれば、確認しやすいはずです。

いちごのポット苗を、植え付け穴に入れてみる

植え付け穴にいちごの苗を入れてみて、穴が浅すぎるor深すぎるとか、大きすぎるor小さすぎるなど、不具合がある場合は、植え付け穴を調整します。穴の調整には、移植ゴテを使うとよいです。

植え付け穴の調整には移植ゴテを使う

穴の調整が済んだら、水を8分目まで入れます。いちごの苗は、水が引いてから植え付けるので、それまで少し待ちます。

植え付け穴の8分目まで水を入れる
いちごの苗は、水が引いてから植え付ける

いちごの苗は繊細です。植え付ける時に、折れたり、傷がついたりしないよう、やさしく扱います。苗の植え方は、まず、いちごの茎の部分を指の間に挟み、ポットごと引っくり返します。

いちごの茎を指の間に挟む
いちごのポット苗の上下を逆さにする

いちごの苗をポットからそっと取り出し、穴に植え付けます。いちごのポット内の土は、なるべく崩さないようにします。

いちごの苗を丁寧に植え付ける

いちごを植え付ける時のランナーの向き(いちごの植え方の重要ポイント:その1)

いちごの苗には、植え付けに適した「向き」があります。植え付けるいちごの苗をよく見てみましょう。いちごには、「ランナー」というツルのようなものがついています。

いちごの苗の植え方

いちごの実は、このランナーの反対側に多く付く傾向があるので、植え付ける時は、ランナーを畝の内側に向けるようにします。なぜかというと、いちごの実がつく方(ランナーの反対側)を通路側に向けた方が、収穫や世話がしやすいからです。(いちごのランナーとは、苗の親株とつながっていた部分です。いちごはランナーを伸ばして、次々と株を増やしていきます。)

いちごの植え方では、ランナーの向きが大事

いちごのクラウンは埋めない(いちごの植え方の重要ポイント:その2)

いちごの苗と、植え付け穴の間に隙間があると、いちごがうまく育たないので、よけておいた土を戻し、穴の周囲の隙間を埋めます。その際、苗の中心にある「クラウン」は埋めないようにします。

土を戻して隙間を埋める

イチゴは、このクラウンに成長点があって、クラウンから葉やランナーなどが出てきます。なので、クラウンを土に埋めてしまうと、いちごがうまく育ちません。いちごの植え付けでは、クラウンを土の上に出しておくことが重要です。苗は「浅めに」植え付けるようにしましょう。

いちごのクラウンは土に埋めない

いちごの植え付け後(畝をきれいにして、水やりをする)

いちごの植え付けで余った土は、畝の下へ落としておきます。残った土がいちごの葉などに付くと、いちごが病気になることがあります。マルチの上はきれいにしておきましょう。

いちごの植え付けで余った土は、畝下へ落とす

いちごの苗を植え付けた後は、水やりをしっかりしておきます。(イチゴの株を畝に定着させるため。)

植え付けたいちごに水やりをする

露地いちごの区画に、防虫トンネルを設置する

いちごの苗を定植した後は、虫がつかないよう、トンネル支柱を立てて、防虫ネットを張ります。(支柱を使ってトンネルを作り、その上にネットをかぶせる。)

いちごの畝に、トンネル用の支柱を立てる
トンネル設置に使う防虫ネット

トンネルの端は結び目を作り、その結び目にUピンを引っかけ、ピンを地面に刺して固定します。ピンをネットに刺してしまうと、穴が空くので注意して下さい。

防虫ネットの端に結び目を作る
結び目にUピンをかけ、土に刺す

もう片方の端は、結び目を2つ作って、Uピンで固定します。(ネットを長めにしているのは、この先に植える秋冬用の苗が残っているから。)

反対側の端は結び目を2つ作る
Uピンを使って地面に固定する

支柱側のネットの固定は、トンネルパッカーを使います。この留め具を、ネットの上から支柱にはめ込み、固定します。トンネルパッカーは、「ツメ」が付いてる方を下にして使います。(ツメを地面に少しくい込ませる。)

支柱側のネット
トンネルパッカー
トンネルパッカーを支柱にはめこむ
ネット下からの害虫の侵入を防ぐ

防虫ネットが余っている部分は、軽く縛ってまとめておきます。

ネットの余りをまとめる

あとは、トンネルの上の部分がズレないよう、洗濯バサミでとめます。これで、いちごの苗の植え付け&トンネル設置は完了です。

いちご(露地いちご)の苗の植え付け完了

動画版はこちら

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