モロヘイヤと空芯菜の育て方:種まき時期は5月頃からが適期

土耕栽培でのモロヘイヤと空芯菜の育て方。今回は、モロヘイヤと空芯菜(クウシンサイ)の種まき・種の蒔き方について解説します。モロヘイヤは暑い地域が原産なので、種まき時期は5月~6月頃。空芯菜(クウシンサイ)の方は、モロヘイヤよりも種まき時期の幅が広くて、5月~7月の終わりくらいまで種がまけます。

モロヘイヤと空芯菜の種まき

種から育てるモロヘイヤと空芯菜の栽培場所は、枝豆の横です。熱帯原産のモロヘイヤは、暑さに強く、日本の猛暑でも元気に育ってくれます。病害虫にも比較的強く、育て方もわりと容易なので、初心者向けの野菜と言えます。空芯菜(エンサイ)も、モロヘイヤ同様、育て方が簡単なので、自家栽培向きです。

モロヘイヤと空芯菜の種まき場所

種まきは、種が大きい空芯菜の方がやりやすいと思います。モロヘイヤは、種が有毒なので、種まきする際などに誤食しないよう注意しましょう。(市販のモロヘイヤの種袋には、種の有毒性が書いてあるはずです。)

空芯菜の種
モロヘイヤの種

モロヘイヤと空芯菜の育て方のおさらい。種まき前の土づくりは5月下旬。栽培区画に肥料を入れて、畝作りをしました。

モロヘイヤと空芯菜の種の蒔き方(露地栽培)

モロヘイヤと空芯菜の種まきですが、まず、約65cm×40cmの区画に穴を2つあけます。株間(穴の間隔)は約20cm。マルチにマルチカッターを押し当て、「あたり」をつけた後、表面のビニールだけ切ります。

モロヘイヤと空芯菜の種まき場所に穴をあける
マルチのビニールを切る
モロヘイヤと空芯菜の株間は20cm

モロヘイヤも、空芯菜も、種の蒔き方は点まきです。マルチの穴1つにつき、種を4粒まきます。深さは1cmくらい。爪楊枝などを使って、1cmの深さまで押し込むようにします。

モロヘイヤと空芯菜の種まきに使う爪楊枝
モロヘイヤと空芯菜の種の蒔き方
種を1cmの深さに押し込む

種まき後は、モロヘイヤと空芯菜の種に薄く土をかぶせ、手で上から押さえます。(手で上から押さえること=鎮圧)鎮圧すると、モロヘイヤと空芯菜の種が発芽しやすくなります。(鎮圧によって、種と土が密着し、水分が種に回りやすくなるから。)

モロヘイヤと空芯菜の種を鎮圧する

種を鎮圧したら、モロヘイヤと空芯菜の区画に不織布をかけます。(かけた不織布はUピンで固定。)不織布は、発芽前の種を守るためにかけます。かけることで種の乾燥を防げますし、水やりの水や雨水が直接土に当たらないので、種を保護できます。

モロヘイヤと空芯菜の区画に不織布をかける

不織布をかけたら、土が湿る程度に水やりをします。これでモロヘイヤと空芯菜の種まきは完了です。(水は、やり過ぎに注意。水を与えすぎると、モロヘイヤと空芯菜の種が腐ってしまいます。)

モロヘイヤと空芯菜の種に水やりをする

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