きゅうりや落花生の栽培(きゅうりの摘心、落花生の土寄せなど)
露地栽培でのきゅうり、落花生、オクラの育て方。今回は夏野菜の栽培管理です。きゅうり(夏すずみきゅうり)の摘心や、落花生(ピーナッツ)の土寄せなどが主な作業です。あと、オクラや、ナス、ピーマンなどの様子も見ていきます。
きゅうりの摘心と、オクラ栽培の途中経過
きゅうり(夏すずみきゅうり)は、追肥をしてから約10日が経過。追肥をしてるので、肥料切れにはなってないと思いますが、なぜか雌花の多くが黄変。梅雨の長雨が原因でしょうか。きゅうりは、収穫時期に向けて、ちょっと厳しい状況になってます…。
きゅうりは、繊細な野菜なので、育て方が少々難しいですね。変色したきゅうりは、収穫時期まで持たないので、とりあえず全て取り除きます。あと、根元の葉も摘み、様子を見ます。(きゅうりの葉を摘むのは、風通しを良くするため。)
あとは、きゅうりの摘心ですね。摘心のやり方は簡単です。支柱の一番上まで伸びた主枝(親づる)の先をカットするだけ。きゅうりは摘心すると、脇芽の発生が促進され、子づるや孫づるが出てきます。
つるが増えるということは、収穫時期に採れるきゅうりが増えるということです。雌花の変色がちょっと心配ですが、摘心後に元気になることを期待します。これで、きゅうり(夏涼みきゅうり)の摘心は完了です。
キュウリの育て方のポイント。ここまでの栽培過程をまとめました。
キュウリの支柱は、頑丈な作りの「合掌式」で立てます。
栽培初期は脇芽を早めに摘み、株全体を大きくするようにします。
キュウリの成長&収穫には追肥も大事です。
きゅうりの摘心の次は、オクラ(丸オクラ)です。オクラは、つぼみが膨らみはじめましたね。きゅうりもそうですが、オクラも成長が早いので、マメに様子を見て、採り遅れないようにします。(オクラの実は、大きくなり過ぎると、カッチカチに硬くなって、食用には向きません。若いうちに収穫しましょう。)
オクラの育て方。ここまでの栽培過程を記録しています。
落花生の栽培管理(ピーナッツの土寄せ)
落花生(ピーナッツ)は、収穫時期に向けての作業です。今までは、マルチ栽培をしていましたが、落花生に花が咲いてきたので、そろそろマルチをはがします。(落花生は地中に実がなるので、開花後はマルチがあると邪魔になる。)
落花生は肥料がほとんどいらず、土だけ耕しておけば育ってくれるので楽チンです。
落花生(ピーナッツ)は、実のなり方が独特な野菜です。落花生には子房柄(しぼうへい)という部分があって、花が落ちると、その子房柄が伸びてきて、土に刺さります。落花生の実は、その子房柄の先にできて、土の中で大きくなります。
なので、落花生の栽培では、株元の土を少し耕す「中耕(読み方はちゅうこう)」という作業が必要になります。中耕で土を柔らかくしておくと、落花生の子房柄が刺さりやすくなります。あと、株元に周囲の土を寄せてくる「土寄せ」も行っておきましょう。
ナス、ピーマンなどの栽培:途中経過
次は、枝豆とトマトの畝です。枝豆は収穫終了。トマトのそばに植えたバジルは、芽が出てきました。
バジルは、トマトのコンパニオンプランツとして育てています。
最後はナスとピーマン。ナスは、10日ぐらい前に入れた追肥が効いたのかな?剪定した枝のそばから、また新しい脇芽が出てきて、実もなり始めました。
ナスは、剪定で実の付き方をコントロールすると、長く収穫を楽しめます。
収穫したら、「追肥」でその分の肥料を補ってあげます。
ピーマンは、風通しを良くするための剪定と、追肥くらいしかしていませんが、順調に成長中です。次々と実がなるので、株を疲れさせないよう、実を積極的に収穫するようにしています。(枝についてる実が多い時は、少し小さめでも収穫し、株全体の実の数をコントロールする。)
ピーマンの育て方のポイント。生育初期は脇芽を摘み、株全体を大きくします。
収穫時期に入ったら、定期的に追肥をしましょう。
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